運び屋本舗

軽貨物の日常を書いています。

ペットの配送の考察

こんにちは。

今日はさすがの〇-パーカーゴも暇と見えて

「朝から動けます」って伝えてあったのに

仕事が入らなかったな~。

というわけで運び屋本舗でございます。

 

今日はペットの配送について、考えてみます。

 

ペットの配送とは何か

私がやっている運送屋さんのお仕事で、「ペットの配送」というものがあります。

なかでも、ペットショップ回りはなかなか積み方に悩みます。

なぜか?

子犬や子猫が一匹ずつプラスチックのケース(バリケン)に入ってくるのですが

数が多くて、一つ一つの自重が軽いのです。

まあ、何しろ中に入っているのは子供の動物ですからね。

1kgにも満たないですよね。

 

それが、少ない時は5頭くらい。多い時は20頭前後積みます。

 

どこにそんなに悩む必要があるのか

先ほども書きましたが、少ない時は5頭、多い時は20頭前後積みます。

大体20頭くらい積むときは、店舗を4店舗、5店舗を回ります。

この間は1店舗だけの配送で、17頭運びましたね。

 

中身は動物ですので、荷崩れは超厳禁です。

横倒しもだめ。

怪我でもしたら大変です。

一匹20~30万円しますので。

中には50万円とかする子もいる時があります。

 

店舗ごとに下ろす子達はまとめておきたい。

分かりやすいから。

そうすると、荷室のお尻できれいに並べられないことが多い。

変なところだけ2段重ねになってみたりもします。

そうすると「一つ一つの自重が軽い」のが問題になります。

割と元気のいい子だと、中で動き回るので転がらないかヒヤヒヤです。

 

動物保護法では

動物を運搬するにあたり、動物保護法で適切な運搬方法が定められており、

「転倒、落下の恐れが無いように、適切な方法で固定、または固縛すること。」

となっております。

「以上のことを徹底するように」と、お達しが回ってきたので、固定しないわけにはいかなくなりました。

うまく並べれば、転がったりするのは稀ですけどね。

ケースはプラスティックなので、ラッシングベルトできつく締めると壊れてしまいます。

大体ケースが下すぼまりな形状なので、ベルトが掛かりません。

では、どうするか。

結局

フック付きのネットを買いました。

しょうがないので。

もともと、私の車は自作で床のフラット化をしていることは、以前にも書きました。

ラッシングベルトを掛けるために、フックも4か所に設置したことも書きました。

そのフックを6か所に増やして、フック付きのネットを使おうというわけです。

効果のほどは分かりません。

でも、上から面で押さえることが出来るので、素人考えでは荷崩れも落下も起きないような気がします。

 

この仕事って、積むところを荷主様も見ている訳ですよ。

手伝ってくれるので。

なので、あまり雑な仕事をするわけにも行きません。

見ていなければ良いという話ではありません。

動物なので、気を使って積みます。

 

いやらしい話「このドライバーはこういう工夫をしてくれている」と思ってくれれば、次も呼んでくれるでしょう。

怒られるのも嫌だし。

 

ハンガーの件もそうですが、呼んでいただけるドライバーにならないとこの仕事は続けられません。

事故は無くて当たり前。他とどう差別化をするかです。

次のペットの仕事の時に使用してみたいと思います。

使い勝手が悪すぎてボツになるのか。

早く試してみたいですね。

ではまた。