運び屋本舗

軽貨物の日常を書いています。

過去に私が受けたヘルプのお仕事

こんにちは。

運び屋本舗でございます。

 

先日、ネットスーパーのヘルプのお仕事について書かせていただきました。

 

普段はスポットの仕事を受けているのですが、ヘルプの仕事というのもスポットだからくる仕事なんですよね。

 

ネットスーパー専業でやっている方々の配送が、間に合わないとか、車が故障したなどの理由で、手分けしても出来ない分が我々のところに依頼が来ると言う訳です。

 

なので、ネットスーパー側からしたら「余計な出費」であることは明白です。

 

普通に間に合わせてくれさえすれば、スポットの車なんか頼まないでも良いので。

 

今回だけでなく、以前にもヘルプの仕事を受けたことがあるので、その時のことを書いてみたいと思います。

 

某コンビニ配送のヘルプ

2021年1月に北陸で大雪に見舞われたときに、某大手コンビニの依頼があって石川県まで泊まり込みで4日間、行ったことがありました。

 

その時は軽貨物仲間も行くという事で、私も参加したのでした。

 

このころはスポットに転向したばかりなので、よく理由もわからないまま出動したのを覚えています。

 

出発前に作戦を立てる

この時は、大雪の影響で高速道路があちらこちらで通行止めになっており、直通で行けるルートがありませんでした。

 

中央道から北陸道へのルートも、福井までは行けるけど、その先の国道が通行止め。

 

新潟から石川県へ抜けるルートも、富山の手前から通行止め。

 

一宮から富山へ向かう「北陸縦貫道」は富山まで残り一区間というところで通行止めになっていました。

 

前日に某国営放送のニュースで「国道8号線が動き始めた」という事を言っていたので、中央道→北陸道のルートで行くことにしました。

 

北陸縦貫道も考えたのですが、このルートは日本有数の豪雪地帯である、白川郷を抜けるルートであり、もし白川郷の手前から通行止めになったとしたら、下道で日本有数の豪雪地帯を走らなければならない。

 

考えただけでも怖いので却下。

 

無事に福井県手前に到着

自宅を22時30分に出発し、順調に中央道から北陸道まで走行しました。

 

当然、スタッドレスを履いていたので、不安はありませんでしたけど燃料だけは切らさないように気を付けないと、燃料切れは即、遭難ということになりかねません。

 

こういう災害レベルの大雪の時は、燃料が無くなると死ぬかもしれないので。

 

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↑中央道を驀進中。この時はまだ雪は降っていない。

 

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福井県手前の杉津PAに到着。時間は午前2時頃。

 

さすがに福井手前まで来ると「北陸道○○出口から先、大雪通行止め」という電光掲示板が目に入ってきますね。

 

緊張感も高まってきます。

 

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杉津PA出発後、数分でこんな感じの路面になりました。

来た来た~~。路面が雪に覆われておる。

タイヤからのロードインフォメーションでは、路面が凍っていることが分かる。

ごつごつした感触なので。

 

この辺りまで来ると、他の車はいません。

路面に轍が残っているという事は、1時間以内にトラックらしき車両が通行したということ。

 

こちらは軽貨物車なので、轍の幅が全然合わない。

 

ハンドルがとられて怖いので、わざと雪が乗っている部分を選んで走る。

 

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最終的にはこんな感じの道路になった

通行止め手前まで来ましたね。

 

轍もなくなり、路面は凍結。

 

スタッドレスタイヤのグリップ力に関心しながらも、慎重に走行。

 

これはこれで面白かったけどね。

 

この作戦が裏目

無事に通行止めのところまで走り、国道8号線に出ました。

目的地まであと20kmくらい。

無事に着くだろうと思いきや、突然の渋滞。

夜中なのに。

 

大型なんかは、エンジンを止めている車もいる。

 

嫌な予感がしたので、交通情報のアプリを確認。

 

通行止めやないかい!

 

反対側の車線は車が来ますね。少ないけど。

 

という事は、こちら側の車線が通行止めで、某国営放送が言っていたのは、反対の車線だったという事か。

 

そして埋まった

このままではいつ通行止めが解除になるのか分からないので、脇道に逸れてみるかと思って、地元の乗用車が行く道を進むことにしました。

 

地元の車は雪に慣れているのか、ガンガン行きますね。

 

はぐれると私が大変なことになるので、必死に追う。

 

そうしたら、リアが滑り出して吹き溜まりへ直行。

 

そうです。深雪に埋まってしまったのでした。

 

さあ、どうしよう。

この時午前4時。

 

では、また。