運び屋本舗

軽貨物の日常を書いています。

続・過去に私が受けたヘルプのお仕事

こんにちは。

 

運び屋本舗でございます。

 

前回は、北陸地方で深雪にはまってしまったという事を書かせていただきました。

今回はその続きです。

 

大雪の中で脱出方法を考える

現在午前4時。

 

何とかこの場から、脱出して現地に向かわねばならない。

 

しかし、車は前にも後ろにも動かない。

 

車体が雪に乗っかっているので、タイヤはグリップしてくれないのである。

 

どうするか?

 

そうだ、JAFに聞いてみよう

思い立ったのは救援で有名な、日本全国のネットワークを持つ「JAF」だ。

Japan Automobile Federationの略で「JAF]。

 

ここに電話してみよう。

私  :「すみません。私現在大雪に埋まっているものですが、救援をお願いしたいです。」

 

JAF   :「会員様でいらっしゃいますか?」

 

私  :「会員ではありません」

 

JAF :「現在救援が間に合っておらず、会員様以外の救援依頼はお断りさせていただいております。」

 

ですよね~。

大体想像はついていたけど、やはりなという感じでした。

 

そうだ、自動車保険の特約を利用しよう

次に思いついたのは、自分が加入している自動車保険の特約を利用出来ないか?

もし、利用出来れば脱出できる。

確か日本全国対応だったはず。

 

私   :「すみません、私は現在大雪に埋まっているものですが、救援を依頼できないかと思いまして。」

 

保険会社:「かしこまりました。お電話いただいているのは、契約者ご本人様でよろしいですか?」

 

私   :「はい、そうです。」

 

保険会社:「では、契約者様のお名前を頂戴してもよろしいですか。」

 

私   :「○○と申します。」

 

保険会社:「ありがとうございます。ご契約内容が確認できました。○○様のご契約内容には、ロードサービスは含まれておりません。」

 

私   :「そうですか。お忙しいところすいません。」

 

マジか~~。

契約の時にロードサービスを契約していなかったか。

 

そうだ、天下の公僕「警察」に電話してみよう

次に思いついたのは、警察に電話すること。

救援機関ではないけど、困っている市民を見捨てることは無いはずだと信じたい。

そもそも、私は市民ではないけど。東京都民です。

 

警察:「はい、警察です。どうされましたか?」

 

私 :「私は現在、車で雪に埋まっている者ですが、救援をお願いできたらと思いまして。」

 

警察:「場所は何処ですか?」

 

私 :国道8号線の○○という交差点を富山側から来たら、左折したところにいます。」

 

警察:「わかりました。近くに目印になるような物はありますか?」

 

私 :「○○というバス停があります。」

 

警察:「わかりました。時間は掛かるかも知れませんが、行きますので待っていてください。」

 

私 :「ありがとうございます。よろしくお願いします。」

 

30分後に来てくれましたよ。さすが警察。

なんだかんだ福井県警のおまわりさんが2人で来てくれて、車も無事に脱出できました。

 

その節は大変おせわになりました。

 

高速に乗りなおして逆から富山に入る

国道を逆方向に向かい、北陸道から中央道へ入り、北陸縦貫道を行くしかない。

この時午前8時。

 

交通情報を確認すると、通行止め区間は変わっていない。

という事は、夜中に雪は降っていなかったのかな。

 

除雪されているだろうと期待し、向かうことにしました。

 

途中で給油して食事を摂り、順調に高速を進む。

 

しかし長いね。

 

愛知県まで戻って、そこから富山を目指すから、日本を横断するようなもの。

 

無事に高速を降りて、市街地で渋滞にはまりながら無事に現地に到着。

 

この時午後3時30分

自宅から1000km近く走っているぞ。

 

この後4日間泊まり込み

この日に1便だけ配送して、仲間とも合流を果たしました。

仲間の一人が宿をすでに確保してくれていたので、みんなで温泉に入って楽しい時間が過ごせました。

 

同じ宿に連泊し、その後4日間にわたって、某大手コンビニの配送をしたのでした。

 

これをきっかけに、私の車は2輪駆動から4輪駆動へ変えました。

もう雪に埋まるのは嫌なので。

 

ヘルプの仕事でもこういうのもありますよ、という記事でした。

この時は宿代と高速代は荷主持ちだったので、気兼ねなく仕事が出来ましたね。

 

今年の冬もありそうな気がしますね。

 

では、また。