運び屋本舗

軽貨物の日常を書いています。

新人教習2人目(後編)

こんにちは。

運び屋本舗でございます。

 

では新人教習の後編です。

 

前回は荷物は私の車に積んで、私の後ろを追走という運びとなりました。

 

その日の最後に渋谷のお店にて仲間のW辺さんに新人さんを引き渡しまして、その日は終了。

 

で、昨日の土曜日は教習二日目です。

 

昨日の注意点というかアドバイス的なものとしては、

 

私   :「今日は土曜日なので、荷量が多いよ。なぜなら明日は市場が休みなので2日分の荷物が出てくるからね」

 

新人さん:「そうなんですか。わかりました」

 

まあ、相変わらず良い返事を返してくる。

 

昨日とルートは同じだが、一件だけ新人さんの車に積んだ。

 

その一軒は実際に納品してもらう。

 

当然、店内に同行したうえで、置き場所とかは教えます。

 

伝票が出たので、配達する順番に並べて新人さんに

 

この順番で行くから、日報に店の名前を書いて。

 

と伝えました。

 

店の名前も分からないだろうし、どんな順番かくらいかは把握してないと、場所もわからないからね。

 

で、最初のお店に到着しました。

 

この新人さんは何かと作業をしようとする。

 

これは悪いことではないけど、おいらの車にほとんどの荷物は積んである。

 

最初にも市場で申し上げたことだが、土曜日は荷量が多いのですよ。

 

違う言い方をすると忙しいの。

 

だから、「おいらがいつもやっているようなスピードで納品するから見ていてください。」と伝えてある。

 

それなのに、なんでおいらが車のリアハッチを開けると荷物を出そうとするのか?

 

そのたびに「今日は私がやるから見ていて」というと、「分かりました」と良い返事が返ってくる。

 

「このお店はここにインターホンが有るので、押すと従業員さんが台車を持ってくるので台車に荷物を置いて納品完了」

 

軽く説明しながら作業終了。

 

で、車に戻ります。

 

基本的に店の目の前に車を停められるところなら、基本エンジンは切らないしロックもしない。

 

ドアも閉めない。

 

なぜなら、回収した折りコンとか台車とかを再び車に積まなければならないから。

 

因みに台車は畳まないでL字のまま、後部ハッチギリのところに横に寝かせて積んである。

 

そこに積んでおけば、リアハッチを開ければすぐに台車を下ろせます。

 

しかも畳んでないので、いきなり荷物を載せられる。

 

台車を積むときにも畳むことなく差し込むだけ。

 

この新人さんは、ご丁寧にエンジンを切って施錠する。

 

まあ、私の車では無いのでロックするなとは言えないのでね。

 

新車で買ったみたいだし。

 

なので、後ろの新人さんの様子を見ながら出発する。

 

そんな感じで3件目の配達が完了。

 

「次のお店は○○に行きますよ。

 

と言うと

 

新人さん:「すみません、どこか寄れたらで良いのでトイレに寄って貰えませんか?コンビニでも良いので」

 

私   :「分かりました。基本的には都内のコンビニ(現在地目黒区)って、トイレは貸してくれませんので覚えておいてね。」

 

新人さん:「そうなんですか」

 

私   :「そういう可能性が高い。だから公衆トイレの場所は覚えておいた方が良いよ」

 

とアドバイス

 

ついでに私も用を足して配達再開。

 

相変わらず、店に到着すると荷物を取ろうとする。

 

私が制止する。

 

と言う流れのまま進行。

 

最初に「今日は忙しいから、私がやるので見ていてね」って言ったでしょ。

 

分かりましたってあなた返事したよね。

 

分かってないじゃんか、頼むよマジで。

 

次は最後の渋谷のお店を配達すれば終わり。

 

そこで、新人さんが「どこかトイレがあったら寄ってくれませんか?」と言ってきた。

 

この人トイレ近っ!!

 

トイレが好きなのかトイレが近いのか分からないけど、そこから少し走ったところに公衆トイレが有るので行くことに。

 

すみませんが、私は午前中にもう一便やるのは知ってますよね?

 

土曜日は荷量が多いので忙しいと言う事も説明しましたよね?

 

まあ、生理現象なのでトイレによる暇はないというのも酷なのでね。

 

ようやく最後の渋谷のお店に到着。

 

ここは、雑居ビルの7階にあり、車を少し離れた場所に停めなければならない。

 

なので、荷物は台車に乗せて徒歩でビルに入る。

 

このお店だけ新人さんの車に乗せてあると言う訳。

 

この店は、昨日の最後に仲間のW辺さんに彼を引き渡したお店。

 

本来はW辺さんのコースなので、引き渡し後教えて貰っているはずだ。

 

で、新人さんに「このお店は私は来たことが無い。つまりあなたしか納品方法を知っている人は居ない。覚えているよね?」

 

少し意地悪かなとも思いましたが、ちょっとテストすることにしました。

 

そうしたら、入っていく路地はもちろん、入る入口さえも覚えていない様子。

 

大丈夫か?

 

そのお店の入り口である「扉」の手前の階段を少し降りたところの扉を開けようとしている。

 

私は搬入ルートを出発前にW辺さんに聞いておいたので、そこじゃないことは分かっている。

 

でも、本人に「誰かが助けてくれるとは限らない」という事を教えるためにこちらは口を出さない。

 

5分位経って「あ、思い出しました」と言ってから隣の扉をあけて配達完了。

 

昨日だってここから入っているはずだよな。

 

最初に階段を下りたのか、扉を開けて入ったのかすら覚えていないのか?

 

コースをフルで覚えられるのか?

 

終了後新人さんに聞いてみた。

 

「覚えられそうですか?」

 

新人さん曰く「最初はとりあえずナビで動いて、ゆっくりゆっくり行って、現場を確認してから納品って感じになると思いますね」

 

とのこと。

 

現場の何を確認するのか疑問だが。

 

もしも月曜も追走なら、新人さんの車に実際に自分で積んでもらって、実際にすべてのお店に納品してもらおうと思っております。

 

あとトイレに行きすぎ。

 

バスとか電車の運転手だったらどうすんだ?

 

ではまた。

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