運び屋本舗

軽貨物の日常を書いています。

セキュリティカード紛失した件

こんにちは

運び屋本舗でございます。

 

私は現在大田市場内の八百屋さんの配達を請け負っております。

 

これは午前中に2便を港区・渋谷区・品川区のお店に配達するという物。

 

値段は11000円でございます。

 

12時を超えたら、15分に付き450円が加算されます。

 

因みに先月はこの仕事だけで25万円位貰えてますので、今やなくてはならない仕事となっております。

 

そんな八百屋さんの仕事で、午前の一便目で配達するお店があります。

 

そのお店は、無人なのですが運転手がセキュリティカードを預かっているので、それで開錠してお店に配達する訳です。

 

そのセキュリティカードを紛失してしまったのですよ。

 

発覚したときは青ざめましたよ。

 

 

とりあえず荷主に謝罪して、荷主がお店に謝罪するという事態に。

 

正直「終わったな」と思いました。

 

最初の頃は、朝出てくる荷物を積んで出ていくのですが、当然下ろせませんのでそのまま市場に持ち帰り、2便目の最後のほうでシレっと配達ということをやっておりました。

 

ですが、荷主がお店に報告してくれていたおかげで、お店からは「なんでこんなに遅いんだ」とか言われずに済んだのであります。

 

で、一か月後にようやく決着が付きました。

 

結論から言えば「店員さんがいる時間に来てくれればよい」という事。

 

なので、セキュリティカードは再発行はされません。

 

私としては、再発行にかかる費用は全額負担する覚悟でしたので、金額的にはホッとした半面、元の状態には戻せなかったことには心苦しさが残ります。

 

元はと言えば自分が悪いので、お店の方には取引停止とか言われなくて本当に良かったと思います。

 

それでも八百屋さんの担当者は、「○○さんがいなくなったら困るし」と言っていただけていることは本当にありがたいです。

 

前職のタンクローリーの会社では、ドライバーで17年間、運行管理者や配車係で8年間やらせて頂いておりました。

 

運転手のなかには例えば事故(交通事故とか、漏油なども含む)を起こす人もいます。

 

当然ワザとではないので、こちらも責めることはしませんが、今後に活かすために事情聴取的なことはやります。

 

その席で結構多いのが「事故を起こして会社に迷惑を掛けたので退職します。」というもの。

 

私の持論ではありますが、退職することは責任を取ることとは違います。

 

あなたが抜けた穴は誰が埋めるのか?

 

退職してしまえば、あなたが失った信用は二度と戻ることは無い。

 

むしろ退職しないでこれから二度とないように頑張ってくれる方が、会社にとってはありがたいこと。

 

退職は逃げることに他ならない。

 

という事を常々思っていましたので、セキュリティカード紛失したからと言って辞めません。

 

これから頑張って、荷主からの信用を勝ち取るためには辞めてはならない。

 

なので、紛失が解決してからという物、「紛失したのは私ではありません。元の担当者が紛失したんですよ」というオーラを出しながら配達しております。

 

これからも頑張りますよ。

 

ではまた。